SK VMS には、主要メーカーのデバイス用のプラグインがあらかじめインストールされています。プラグインを使用すると、組み込みの映像分析と SK VMS が適切に相互通信できるようになります。通常、カメラ内蔵分析の初期セットアップと設定は「カメラのWebページ」またはサードパーティソフトウェアの設定で行う必要がありますが、互換性のあるカメラではデスクトップクライアント上で行うことができます (詳細は 「分析: 関心領域 (ROI)」参照)。
プラグインのインストール
以下のインストール例ではスタブ分析プラグインを使用しますが、どのカメラプラグインでも同様です。スタブ分析プラグインは SK VMS の機能の一部を使用し実証するサンプルプラグインで、デフォルトで plugins_optional/stub_analytics_plugin/ ディレクトリに含まれています。
説明中に登場するパスの基準ディレクトリは以下の通りです。
•Windows: C:\Program Files\SystemK Corporation\SK VMS\MediaServer
•Linux: /opt/systemk/mediaserver/bin
スタブ分析プラグインを有効にするには、次の手順を実行してください:
1.プラグインを保存した場所から plugins/ ディレクトリにコピーまたは移動してください。スタブプラグインの場合、デフォルトの plugins_optional/stub_analytics_plugin/ ディレクトリにあります。ファイル名は、Windowsでは stub_analytics_plugin.dll 、Linuxでは libstub_analytics_plugin.so です。
2. SK VMS サーバーを再起動してください。
3. SK VMS デスクトップクライアントで、レイアウト上にカメラを開いてください。映像の再生が開始することを確認してください。
4.カメラを右クリックし、[カメラ設定] を選択してください。
5.テストしたい機能のオン/オフを切り替えてください。
6.変更を適用してください。
7.カメラでプラグインを有効にすると、サーバーは映像フレームを統合映像分析エンジンにフィード送って分析します。
たとえば、Stub: Best Shots を有効にすると、周囲にバウンディングボックスを持つシミュレートされたオブジェクトが生成されます。このシミュレートされたオブジェクトは、カメラの映像上を横切るたびに分析エンジンによって検出され、カメラがレイアウトで開かれている場合、検出されるたびにオブジェクトタブにサムネイルとして表示されます。イベント設定については、分析イベントを参照してください。
オブジェクトが検出された際、「分析オブジェクト検出」イベントがトリガーされます。
注意: プラグインのシステム全体の設定は、[システム管理 > 分析] タブで確認および変更できます。
利用可能な追加プラグイン:
最後に、 SK VMS は関心領域 (ROI)機能をサポートしており、サードパーティソフトウェアやカメラのWebページではなく、デスクトップクライアントから分析を設定することができます。
注意: 現在、デスクトップクライアントで構成できるのは [スタブ分析] のみです。