SK VMS サーバーが映像分析を内蔵したデバイスから特別な HTTP リクエストを受信したときに発生します。カメラで分析が有効な場合、SK VMS は受信したさまざまな種類の分析データをレイアウト上に視覚的に表示できます。イベントメタデータもキャプチャされ、検索やフィルタリング、さらなる分析に使用することができます。
重要: SK VMS で分析イベントを検出するには、まずカメラ側で分析機能の設定を行う必要があります。
たとえば映像分析では、車両が特定の領域に入ったことを検出し、ナンバープレートを拡大して、車番認識を実行できます。SK VMS では対応するイベントに対して、ある色のバウンディングボックスを車の周囲に表示し、別の色のバウンディングボックスをナンバープレートの周囲に表示し、セキュリティ担当者へのメール警告をトリガーできます。特にオブジェクト検出を伴う分析イベントの詳細については、「分析オブジェクト検出」をご参照ください (たとえば、温度検出はオブジェクト検出を伴わない分析イベントですが、顔認識はオブジェクト検出を伴う分析イベントです)。
映像分析デバイスはいくつでもシステムに接続でき、各デバイスで映像分析タイプを何個でも有効化できます。可視化要素がキャプチャされると、各イベントに対してユーザーが指定した色のバウンディングボックスとして、あるいは座標を持ち大きさを持たないオブジェクトについては点として、描画されます。分析イベントを定義すると、検索およびフィルタリング条件として、『エンティティタイプ (通知、ブックマーク、イベント、モーション、検出されたオブジェクト)、エリア内 (モーション検索と同様)、クラスや属性 (キャプション・説明フィールドのテキスト検索)、日時』などが利用できます。検索条件に一致した結果の数がカウンターに表示されます。
基本パラメーター
•トリガー – 分析イベントは継続的に発生する可能性があるため、イベント発生条件は「開始時」または「停止時」として定義する必要があります。
•デバイス – 分析イベントが検出されるデバイス。デバイスを指定するには、「イベントルールでの選択リスト」をご参照ください。すべての選択を解除すると <全デバイス> となり、分析イベントをサポートするすべてのデバイスで分析イベントが検出されます。
注: 分析機能のインテグレーションは特定のカメラモデルでのみ動作し、イベントタイプはカメラによって異なります。選択したカメラに分析機能をサポートしていないものが含まれる場合、警告通知が表示されます。
•イベントタイプ – ルールのトリガーとなるイベントのタイプ。
注: 各デバイスで使用できるトリガーは、メーカーが用意した分析機能によって異なります。選択したデバイスで使用可能なもののみが表示されます。
•キャプションに次の内容を含む – オブジェクトタイプを識別するためのクラス (オプション)。
•説明に次の内容を含む – クラス内のオブジェクトを区別するための属性値 (オプション)。
追加パラメーター
イベントが正しく動作しない理由
•リクエストがフィルタリングされている。「キャプション」「説明」フィールドを適切に編集またはクリアして、イベントを再度発生させてください。
•このイベントのグローバル通知が無効化されている。