SK VMS User Manual

ログファイルは、SK VMS コンポーネントによって実行された内部アクションを追跡します。これらのログは開発者が問題とその原因を深く理解するプロセスおいて重要な役割を果たします。

サポートチケットの要素として、以下のログが要求されることがあります。

•システムログ

•クライアントログ

•更新ログ

注: デスクトップクライアントのログは、デフォルトでは無効です。

 

ログファイルの管理設定箇所は以下の通りです。

•クライアントとサーバー: [メインメニュー > システム管理 > 上級設定 > ログ管理]

•クライアントのみ: [メインメニュー > ローカル設定 > 上級設定 > ログ管理] (システムにログインする必要はありません)

 

ログファイルをダウンロードする前に、ログレベル (システムコンポーネントがログファイルに記録する情報量) を理解する必要があります。

各コンポーネントには、以下のログレベルが存在します。

•なし – ログファイルは書き込まれません (デスクトップクライアントのデフォルト設定)。

•エラー – エラーと重大な障害のみが記録されます。

•警告 – エラーレベルと同じ情報に加え、警告 (開発者が事前に定義したメッセージ) が記録されます。

•情報 – 警告レベルと同じ情報に加え、開発者が事前に定義した情報メッセージが記録されます (サーバーのデフォルト設定)。

•デバッグ – 情報レベルと同じ情報に加え、アプリケーションが実行したアクションに関する自動生成メッセージが記録されます (問題を報告する場合に推奨)。

•詳細 – デバッグレベルと同様ですが、アプリケーションが実行する全ての内容を記録します (情報量が非常に多くなります)。アプリケーションの動作が遅くなるので、長期間の実行は推奨されません。開発者から要求される可能性があります。この場合、このログレベルに切り替えて問題が再現された時点でログファイルを収集し、終了後に戻してください。

 

ログレベルおよび追加パラメーターは、[ログ管理 > 設定] で設定できます。

•クライアントとサーバー: 設定したいコンポーネントを選択し、「設定」をクリックしてください。オフラインサーバーのログ設定を変更することはできません。

•クライアントのみ: [ローカル設定 > 上級設定 > ログ管理] の「設定」をクリックしてください。

 

以下の設定を変更できます。

•ログレベル – 上記説明の通り。

•合計容量制限 – ログファイルの最大合計サイズ。サイズが上限に達すると、最も古いログから消去されます。

•ファイルをサイズで分割 – ログファイル1つあたりのサイズ。ファイルサイズが最大に達すると、新しいファイルが作成されます (「合計容量制限」に達するまで)。

•ファイルを時間で分割 – 有効化すると、指定時間 (上記の例では12時間) に1回、新しいファイルが作成されます (「合計容量制限」に達するまで)。

•初期設定にリセット – 設定を初期値に戻します。

変更を適用するには「OK」をクリックしてください。

サーバーログをブラウザで表示するには、リソースパネルで目的のサーバーを右クリックし、コンテキストメニューから [サーバーログ] を選択してください。ログがWebブラウザで開きます。

 

サーバーやクライアントのログ取得

1.[ログ管理] を開いてください。

2.ログファイルをダウンロードしたいコンポーネントを選択してください。

3.「ダウンロード」をクリックしてください。

4.ログファイルを保存するフォルダーを選択してください。

 

クライアントログの取得 (別の方法)

1.ローカル設定の [ログ管理] を開いてください。

2.「ダウンロード」をクリックしてください。

3.ログファイルを保存するフォルダーを選択してください。

 

ログファイルは、以下の名前のzipアーカイブとしてダウンロードされます。

•client_yyyy-mm-dd-hh-mm-ss.zip – クライアントログ

•<サーバー名>-<サーバーGUID>-yyyy-mm-dd-hh-mm-ss.zip – サーバーログ (システム内の各サーバーごと)

サーバーログのアーカイブには以下のログが含まれます。

•system_XXX.log – システムイベント (ライセンス関連のイベント、サーバーの起動/停止、重大な問題)

•main_XXX.log – サーバーイベント (その他すべて)