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SK VMS User Manual

SK VMS では、拠点やプラットフォームが異なるサーバー群を考慮した上で、個々のデバイスにログインすることなくワンクリックでシステム全体を更新 (アップデート) することができます。

更新は、利用可能な最新のビルドの検索もしくはビルド番号の指定によりインターネット経由で、あるいはダウンロード済みもしくはUSBドライブ経由のファイルを用いてローカルで、実施することができます。インターネット更新の場合、少なくともひとつのシステムコンポーネント (クライアントもしくはいずれかのサーバー) がインターネットに接続している必要があります。

デフォルトでは、クライアントと各サーバーは互いに独立して更新ファイルをダウンロードします。ただし、サーバーがインターネットにアクセスできない場合は、アクティブな接続を持つ別のサーバーを介して更新ファイルをダウンロードします。すべてのサーバーがインターネットに接続できない場合、クライアントから各サーバーに必要な更新ファイルを提供します。

デスクトップクライアントの更新は、サーバーの更新を必要としません。これにより SystemK Corporation は、デスクトップクライアント固有の問題に対して、より迅速な更新を提供することができます。

ダウンロードが始まると、サーバーは「準備完了」、「スキップ」、または「失敗」のステータスで追跡されます。問題があった場合、更新を開始した管理者は「すべてのサーバーに更新パッケージを展開することができませんでした。すべてのサーバーが更新できるわけではありません。続行しますか?」といった通知を受け取ります。こうすることで、1 つ以上のサーバーがオフラインもしくは利用できない状態であるために、システム全体の更新が失敗する、ということがなくなります。各サーバーのダウンロードの進行状況は、 [更新]タブに視覚的に表示されます。

また、特定のサーバーに対して手動更新を開始することも可能です。あるサーバーの現在のオペレーティングシステムが新しい製品バージョンでサポートされていない場合、更新プロセスは開始されずにブロックされる可能性があります。

更新ファイルは、現在のバージョンと更新先バージョンの両方が保存されます。これにより、インストールが開始されても完了していない場合、または古いクライアントがシステムに接続しようとした場合に、クライアントが自身を更新できるようになります。新しいアップデートが開始されると、サーバーは現在のバージョンのファイルを削除します。同様に、更新のキャンセルや別バージョン指定などによって更新先バージョンが変更されると、更新先バージョンのファイルは削除されます。デスクトップクライアントは更新ファイルを削除しませんが、他のクライアントの更新には使用されません。

 

更新の設定

更新の制御を行うには、[メインメニュー > システム管理 > 更新] タブに移動してください。このタブには、最新バージョンがインストールされていること、もしくは現在インストールされているバージョン番号が表示されます。

Updating Product - 1

 

詳細設定

更新設定を変更するには、画面右上にある 「詳細設定」 をクリックしてください。

利用可能な更新について通知する – 有効化すると更新の自動確認が行われ、SK VMS の新バージョンがリリースされるとデスクトップクライアントに通知が表示されます。

クライアントの自動更新デフォルトで有効化されています。接続中のクライアントは、新しいバージョンが利用可能になると自動的に更新されます。

更新の確認では、手動で更新チェックを開始できます。この機能は、クライアントの自動更新がオフになっている場合は使用できません。

 

特定バージョンへの更新

画面左上には、インストールするバージョンを選択するためのドロップダウンリストがあります。

利用可能な最新の更新プログラム – 利用可能な最新の製品バージョンを選択します。

特定のビルド – 「ビルド番号」と「パスワード」 (サポートチームから入手可能) を入力するダイアログが開きます。

更新ファイルの参照 – ダウンロード済みのローカル更新パッケージを指定する画面が開きます (以下の『オフライン更新』をご参照ください)。

 

更新状況のインジケーター

リソースパネルのサーバーアイコン上の黄色のエクスクラメーションマークは、当該サーバーのバージョンがシステム内の他のサーバーのバージョンと互換性がないことを示します (これらの互換性のないサーバーは個別に更新する必要があります)。

バージョン番号が緑色で表示されている場合は、最新バージョンがインストールされています。

バージョン番号が黄色で表示されている場合は、最新のビルドではないものの、更新可能な状態です。

バージョン番号が赤色で表示されている場合は、最新のビルドではなく、かつ更新が不可能な状態です (一般的に、特定のサーバーのための更新ファイルが見つからないためです。サーバーの OS のサポートが終了したか、当該プラットフォーム向けのパッケージが公開されていない可能性があります)。

 

オンライン更新

1.[メインメニュー > システム管理 > 更新] タブを開いてください。

2.[ダウンロード] をクリックしてください。

3.更新ファイルがダウンロードされるまで待ち、[更新をインストール] をクリックしてください。

 

最新バージョンへのオフライン更新

1.[メインメニュー > システム管理 > 更新] タブを開いてください。

2.[更新ファイルを取得] をクリックし、[クリップボードにリンクをコピー] を選択してください。

3.インターネットにアクセスできる PC に転送できるよう、リンクを外部ドライブに保存してください。

4.インターネットにアクセスできる PC のブラウザにコピーしたリンクを貼り付け、更新ファイルをダウンロードしてください。

5.更新ファイルを外部ドライブに保存し、プライベートネットワーク内のクライアント PC にコピーしてください。

6.オフラインのクライアント PC で、[メインメニュー > システム管理 > 更新] タブを開いてください。

7.利用可能な最新の更新プログラム」メニューの矢印をクリックし、「更新ファイルの参照」を選択してください。

8.開いたファイルブラウザで更新ファイルが保存されている外部ドライブに移動し、更新ファイルを選択して更新処理を開始してください。

 

特定のビルドへのオフライン更新

インストールを続行するには、新しいバージョンのエンドユーザー使用許諾契約書 (EULA) への同意が必要となる場合があります。ダウンロード段階では、更新をいつでもキャンセルすることができます。インストール段階では、更新をキャンセルすることはできません。すべてのオンラインサーバーが「インストール」ステータスになった後、確認ダイアログが表示され、更新されたバージョンにクライアントを再起動するよう求められます。

1.[メインメニュー > システム管理 > 更新] タブを開いてください。

2.利用可能な最新の更新プログラム」メニューをクリックし、「特定のビルド」を選択してください。

3.開いたダイアログで、バージョン (ビルド番号) とパスワード (サポートチームから 提供されます) を入力し、「バージョンを選択」をクリックしてください。

4.元のダイアログ更新ファイルを取得」をクリックし、クリップボードにリンクをコピー」を選択してください。

5.『オフライン更新』の手順3~8を実行してください。