大規模なシステムでは、異なるコンポーネントが異なる場所、あるいは異なるタイムゾーンに存在することがあります。時刻設定が重要なシステムコンポーネントがいくつかあります。
•サーバー
•デスクトップクライアント
•カメラ
サーバー間の時刻同期の制御
サーバー間の時刻差が10秒を超えると、一部のアーカイブが部分的に利用できなくなる場合があります。SK VMS は、現在の時刻をインターネットから取得する、またはシステム内の特定のサーバーを基準とするように設定できます。
1.[メインメニュー > システム管理] を開いてください。
2.[時刻同期] タブを開いてください。現在のシステム時刻が一番上に表示されます。
•システムの時刻をインターネットと同期させるには、「インターネットで時刻同期」のトグルをオンにしてください。インターネット接続がない場合、またはタイムサーバーがオフラインの場合、時刻を同期することはできません。
•特定サーバーのローカル時刻と同期させるには、「インターネットで時刻同期」のトグルをオフにして、時刻の基準とするサーバーの名前をクリックしてください。
•各サーバーでローカル時刻を使用するには、「サーバー間で時刻を同期しない」オプションを選択してください (推奨されません)。
3.変更を適用してください。
デスクトップクライアントに表示される時刻の管理
クライアントとサーバーが異なるタイムゾーンにある場合 (特に複数のサーバーが異なるタイムゾーンに存在する場合)、デスクトップクライアントの時刻を構成することが重要です。
デスクトップクライアントは、アーカイブ、イベントログ、ユーザーの操作履歴などを閲覧するときに、ローカル時刻またはサーバー時刻を表示することができます。
指定するには以下の手順に従ってください。
1.[メインメニュー > ローカル設定 > 表示] を開いてください。
2.「タイムモード」でサーバー時刻またはクライアント時刻を選択してください。
3.変更を適用してください。
この操作は、各デスクトップクライアントで個別に行う必要があります。
時刻が同期されていないシステムでは、各サーバーのOS時刻とVMS時刻について、オフセットが表示されます。
時刻のオフセットは、カーソルが置かれているサーバーからの相対値です。
時刻がローカルサーバーと同期しているシステムでは、オフセットはサーバーのOS時刻についてのみ、選択したサーバーのOS時刻との相対値で表示されます。

さらに、カメラと時刻を同期させることも可能です。同期が必須となる場合もあります (「サーバーとカメラの時刻同期」参照)。