イベントルールは、イベントとアクションのペアです。イベントが検出されると、関連するアクションがトリガーされます。
個々のイベントルールは1対1の定義で、1イベントに対して1アクションのみ定義できます。ただし、イベントルールは必要なだけ作成できます。たとえば、カメラのモーション検知イベントで「メールを送信」するルールを定義し、さらにカメラのモーション検知イベントで「ブックマークを作成」するルールを追加で定義できます。
イベントルールには3つのタイプがあります:
•ユーザーイベント – 利用可能なイベントとアクションを使用して、さまざまな条件に対してカスタム定義されます。
•システム生成イベント – 重要なストレージおよび接続の問題を通知するために存在します。ユーザーはそれらを構成、または消去出来ません。
•デフォルトイベント – SK VMS が開いているときにバックグラウンドで実行される、事前に構成されたイベントです。デフォルトイベントは、ストレージ障害、ライセンス障害、デバイス切断など、システムレベルの状況によってトリガーされます。
デフォルトイベント
デフォルトイベントは、SK VMS がインストールされるとすぐに有効になり、イベントログに自動的に書き込まれます。以下に示す例外を除き、すべてのデフォルトイベントはグローバル通知とメール送信の両方をトリガーします:
•問題が解決するまで、30秒ごとにすべてのユーザーに通知を表示します。
•システム所有者にメールを送信します。
(ただし、アーカイブのバックアップ完了 および 汎用イベント は通知のみ、サーバー起動 はメールのみ)
レイアウトにおけるイベントインジケーター
その重要性から、または単に密集したレイアウトの中でイベントを目立たせるために、特定のイベントはトリガーされたときに視覚的な強調表示を行います。重大なイベント (ストレージ障害やストレージ未構成、サーバーの障害や競合、デバイスの切断 等) の場合、インジケーターはレイアウト内の関連アイテムの周囲から放射状に広がる赤い枠線となります。その他のあまり重要でないイベント (カメラのモーション、デバイスの入力信号) については、緑の枠線が関連アイテムの周囲から放射状に広がります。サーバーの問題が検出されると、サーバーモニターにも同様の視覚的インジケーターが表示されます。
イベントログ
イベントは自動的にシステムのイベントログに記録されます (「イベントログの表示」参照)。「ログ書き込み」アクションは、サウンドの再生、メールの送信、ブックマークの設定などの外部アクションを実行することなく、イベントをログに書き込むために使用できます。
ルールのオン/オフ
•イベントルールリストの使用 – ルールが定義されると、イベントルールリストのチェックボックスを使用して、そのルールをオンまたはオフにできます。ルールをオフにすると、イベントは検出されず、対応するアクションは実行されません。
•スケジュールの使用 – どのルールでも、週間カレンダーを使用して、イベントの検出を1時間単位でオンまたはオフにできます (「イベントスケジュール」参照)。
•グローバル通知の使用 – ルール発生の通知をシステム全体でオンまたはオフにできます (「グローバル通知設定」参照)。ルールは有効なままですが、トリガー時に通知は送信されません。
すべてのルールを既定に戻す
ルールの構成をデフォルト設定に戻すことができます:
1.[メインメニュー > システム管理 > イベントルール] を選択してください。
2.[すべてのルールを既定に戻す] をクリックしてください。
3.変更を受け入れるには、[リセット] をクリックしてください。
重要: ルールをデフォルトに戻すと、ユーザーが定義したルールはすべて破棄されます。
ルールの作成
「イベントルールリストの使用」と「イベントルールフォームの使用」を参照してください。
ルールの削除
•リスト内の単一のルールを 右クリック し、コンテキストメニューから [削除] を選択してください。
•ダイアログの上部にある [削除] ボタンを使用してください。
重要: ルールが削除される前に確認のプロンプトは表示されません。