すべての音声は SK VMS サーバーで処理および録音され、任意の SK VMS クライアントで再生できます。SK VMS デスクトップクライアントには、レイアウトで開いているすべてのデバイスから音声を再生する機能があります。この機能を利用するには、「ローカル設定」で「レイアウト上のすべてのカメラから音声を再生する」を有効化してください。再生音量の管理については、「音量調節」をご参照ください。
音声を使用すると、ユーザーは現場で何が起きているかをより理解することができます。スピーカーが存在する場合、現場にいる人と会話することもできます (詳細については「双方向音声の利用」参照)。多くのサードパーティ開発者も、SK VMS でイベントを発生させるために音声検出を含んだ分析ソリューションを提供しています。
SK VMS は、カメラの内蔵マイクおよびカメラの音声入力に接続された外付けマイクからの音声をサポートします。また、I/Oデバイス (AXIS P8221 音声モジュールなど) に接続されたマイクや、マイク内蔵のオールインワンシステム (Axis 製ネットワークスピーカーなど) を使用することもできます。
SystemK Corporation は、リップシンクオーディオと呼ばれるものを提供するために、各カメラが提供するオプションによって映像と音声の両ストリームで同じタイムスタンプを受け取り、ソースコード上で音声と映像を同期できるようにしました。最善の結果を得るためには、次の前提条件を満たす必要があります: カメラのRTSPストリームにおける正確な同期タイミング、適切なネットワークパフォーマンス、サーバー-クライアント環境における十分なリソース。
サポートされる音声コーデック
•AAC – Advanced Audio Coding、非可逆デジタルオーディオ圧縮のための音声符号化規格
•G.711 (u-Law/A-law) – 有料通話品質の音声圧縮を提供する ITU-T PCM 音声符号化規格
•G.726 – G.711 の半分程度のビットレートとなる ITU-T ADPCM 音声符号化規格
•MPEG Audio (MP1, MP2, and MP3) – 非可逆デジタルオーディオ圧縮のための音声符号化規格