アーカイブインデックスは、映像アーカイブのマッピング情報を格納する特別なデータベースです。このデータベースには、アーカイブされているカメラ、開始時刻、およびアーカイブが保存されている正確なチャンクが含まれています。チャンクは映像ストレージの構成要素です (「ストレージデバイス上のアーカイブの探し方」参照)。
クライアントアプリケーションは、アーカイブインデックスデータベースの情報に基づいて、ストレージチャンクをタイムラインに表示します。録画セグメントを再生するためにタイムラインをクリックした場合、クライアントはサーバーに対して、当該映像のリクエストを送信します。サーバーはアーカイブインデックスを確認し、指定された時点の録画映像がどのドライブのどのチャンクに保存されているかを判断します。サーバーはその特定の録画映像を読み取り、それをクライアントに送信します。
– クライアント – サーバー – アーカイブインデックスデータベース – ストレージディスク |
アーカイブインデックス内の情報が実際のアーカイブ状況を反映していない場合もあります。たとえば、録画ファイルが削除されたり手動で再配置されたりした場合、その録画ファイルに関する情報はインデックスデータベースに残りますが、記載された場所にはファイルが存在しないため、サーバーはそのようなアーカイブを読み取ることができなくなります。
同様に、ストレージに存在するアーカイブに関する情報がアーカイブインデックスにない場合もあります。これは、アーカイブインデックスデータベースが破損または削除された場合、または録画ファイルがストレージに手動で追加された場合に発生する可能性があります。
これらの問題は、アーカイブの再インデックスを行うことで修正できます。このプロセスを実行すると、サーバーはすべてのドライブ上のすべてのアーカイブをスキャンし、アーカイブインデックスデータベースを現在の情報で更新します。 アーカイブの再インデックスは、各サーバーの『ストレージ管理』ダイアログから開始され、ストレージの種類 (メインまたはバックアップ) ごとに実行できます (「アーカイブの再インデックスと高速スキャン」参照)。