通知パネルは、以下の各タブによりシステム情報への一元的なアクセスを提供します。
•通知
•モーション
•ブックマーク
•イベント
•(分析) オブジェクト
これらの情報要素をまとめることで、再生モードを終了せず、またレイアウト表示の邪魔になる別ウィンドウを開くこともなく、検出されたイベントに対する検索、フィルタリング、レスポンスの制御を行うことができます。
通知パネルには、以下の3つの主要セクションがあります。
•タブ
•フィルター
•タイル

パネルの挙動
通知パネルは、中央側の矢印ボタンをクリックすることで最小化/最大化することができます。
タブの背景を右クリックすると、共通のコンテキストメニューが開きます。
•イベントログ – 「イベントログの表示とエクスポート」参照
•イベントルール – 「イベントルール」参照
•フィルター – 「グローバル通知」参照
タブの挙動
一度にアクティブにできるタブは1つだけです。期間、カメラ、またはタブ固有のパラメーターによって、各タブは個別に検索およびフィルタリングできます。タブの表示可否は、システムの状態およびユーザーの権限に依存します。たとえばモーションタブは、ユーザーがアーカイブを表示する権限を持っている場合にのみ表示されます。オブジェクトタブは、オブジェクトを検出できる分析プラグインがシステムにある場合、または以前に接続されたプラグインから検出されたオブジェクトのデータベースがある場合にのみ表示されます。
フィルター
フィルターセクションには、タブごとに異なるコントロール要素があります。通知パネル内で設定された場合、フィルターコントロールの状態はタブごとに独立して保持されます。選択できるフィルターオプションは、期間、カメラ、モーション検出エリア、イベントタイプ、オブジェクトタイプ、およびオブジェクト検出エリアです(「検索とフィルタリング」参照)。
フィルターコントロールをクリックすると、オプションのメニューが開きます。フィルターが適用されると、強調表示されます。カメラタイルのクリックや、カメラタイル上の領域選択によるモーション検知フィルターの設定など、一部のフィルターは通知パネル外のアイテムを選択することで追加されます。「X」をクリックすると、フィルターが解除されます。
•期間セレクター – 以下のオプションが利用可能です。
o期間指定なし (デフォルト)
o今日
o直近 7 日間
o直近 30 日間
 注: タイムライン上で範囲選択すると、その範囲が期間フィルターとなり、すべてのタブに適用されます。
•カメラセレクター – 以下のオプションが利用可能です。
o全カメラ
o選択したカメラ
oレイアウト上のカメラ
oカメラを選択
•領域セレクター – オブジェクトタブとモーションタブでのみ使用可能で、エリアが選択されていない場合は「映像上で領域指定して結果をフィルタリング」と、フィルタリングされている場合は「指定領域内」と表示されます。モーションタブとオブジェクトタブでは、エリア選択とともにカメラセレクターの指定も行われます。
•イベントセレクター – イベントタブでのみ使用可能です。イベントタイプによってはより詳細な指定が可能な場合があります。利用できるイベントは以下の通りです。
o全イベント
oカメラのモーション
oカメラのI/O入力
oソフトトリガー
oプラグイン診断イベント
o分析オブジェクト検出
o汎用イベント
o分析イベント
oカメラ障害
oサーバーイベント
•プラグインセレクター – オブジェクトタブでのみ使用可能です。このオプションは、SK VMS システムで利用されているサードパーティ製品に完全に依存します。
•オブジェクトセレクター – オブジェクトタブでのみ使用可能です。このオプションは、SK VMS システムで利用されているサードパーティ製品に完全に依存します。
イベントカウンター
イベントカウンターは、タイルセクションに表示されているイベントの数を表示します。画像ボタン (
) をクリックすると、サムネイルのオン/オフが切り替わります。またオブジェクトタブでは、情報ボタン (
) をクリックすることでもサムネイル情報のオン/オフを切り替えることができます。
タイルの挙動
タイル表示では、常に最新のタイルが上になるように並んでいます。ソースカメラが現在のレイアウトに存在しない場合は、ダブルクリックして追加することができます。また、右クリックメニューから新規タブで開くこともできます。ソースカメラがアクティブなレイアウト上に存在していて、SYNCモードがオンになっている場合、レイアウト内の全アイテムのアーカイブ再生位置は対象カメラのタイムラインに同期します。タイルをクリックすると関連するアーカイブが開き、タイムラインマーカーがブックマークの先頭に移動します。
すべてのタイルには4つの優先度タイプがあり、色によって区別されます。
•デフォルト
•成功
•警告
•重大
通知タブとイベントタブでは、イベントの種類によってタイルの扱いが少し異なります。通知タイルでは、イベントの発生から一定時間、もしくはトリガーとなるイベントが終了するまでの間通知が表示されます。ただし、『要確認』設定がされた通知については、必要なアクションが完了するまで閉じることはできません。
検索フィールド
検索フィールドがある場合、テキスト入力によってすべての結果がフィルタリングされ、検索条件を満たすタイルのみが表示されます。
通知への対応
通知タブでは、通知の上にマウスオーバーすると、通知の種類に応じて追加情報が表示されます。
通知をクリックまたはダブルクリックすると追加情報が表示され、対応するアクションがトリガーされます。たとえば、「デバイスのネットワーク障害」通知をクリックすると、そのデバイスから最後に受信したフレームが表示され、デバイス設定ダイアログが開きます。