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転倒検知条件

転倒検知機能は検出された人間の外接枠と各骨格の座標によって、以下のような条件を用いて判定されます。

  • 枠は横に長いか縦に長いか?
  • 枠の長さなどがそれまでと比べ急峻に変化しているか?
  • どれくらいの骨格の検出に成功したか? またその正確性は?
  • 骨格同士がなす角度は?
  • 上半身と下半身の長さの比は? すなわち体はまっすぐか?
  • 足と腕の位置関係は?
  • それらの判定はどれくらい持続しているか?

そのため、

  • 遮蔽物がある、カメラに近すぎるなどのために人の全身がほとんど写っていない状態
  • 写っている人が小さく骨格の座標の違いをうまく取れない状態
  • カメラ内の人物が多く追跡が困難な状態

などでは正確に転倒を検知できない場合があります。また、

  • 服装の色が背景に近い
  • 色が沈んでいて人物検知が難しい、姿勢を判断できない
  • 一般的な服装でない
  • 歪みが発生しやすい画面の端にいる

などにより人物検知自体に失敗してしまう場合にも正常に転倒を検知できません。

転倒検知に成功したケース

遮蔽物がなく、全身が写っており、画面の中央に近いほど転倒検知に成功しやすい傾向にあります。ある程度であれば人が小さく写っていても対応可能です。

転倒検知に失敗しやすいケースの事例

遮蔽物がある

ほとんどの骨格が画面外にある

画面端にいる・一般的でない服装

遮蔽物がある・色が沈んでいる