カメラ設置条件¶
本プラグインの検知精度を最大化するために、カメラの設置場所・角度・解像度 には推奨条件があります。本ページではその指針をまとめます。
カメラ台数¶
サーバ 1 台あたりの カメラ最大同時解析数 は、GPU メモリ・CPU 能力・解像度・フレームレートによって決まります:
| サーバー構成 | 推奨上限 |
|---|---|
| 8GB GPU (RTX 3060 Ti 等) | 12 カメラ |
| 12GB+ GPU (RTX 3060 12GB / RTX 4070 等) | 16 カメラ |
| 32GB+ GPU (RTX 5090 等) | 22 カメラ |
| GPU なし (Intel CPU のみ、Intel アクセラレータ使用) | 3 カメラ (中精度モデル、5fps 前提) |
なお、ライセンスで許可された台数 を超えるとその分のカメラは動作しません。台数追加はライセンス更新をご相談ください。
カメラの設置要件¶
以下の条件に従いカメラを設置することを推奨します:
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| カメラの床からの高さ | 2.0 - 2.5 m 程度 |
| 画面中央からの距離 | その位置に立つ人間の全身が十分に映り、かつ 身長と画面の高さの比が 1:3 を下回らない 程度に調整 |
| カメラの俯瞰角度 (カメラの正面方向と床のなす角) | 15 - 25 度程度 (真上から見下ろさず、ほぼ水平でもなく) |
ドア開放検知 を使用する場合の追加条件¶
- 監視対象のドアを 可能な限り正面から 撮影する
- 偽陽性 (誤検出) を防ぐため、カメラとドアの間の空間に長く通過者が留まらない 角度にする
カメラの設定要件¶
カメラ本体の設定:
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 解像度 | HD (1280×720) 以上推奨。解像度が小さいほど多くのカメラを同時に解析可能 |
| フレームレート | 5fps (プラグインの解析 fps デフォルトと一致) とする |
| エンコード | H.264 / H.265 (SK VMS サーバーがデコードできるもの) |
| ビットレート | 通常運用に支障のない範囲 |
人物検出の上限¶
本プラグインで 1 フレームあたりに検出できる最大人数は 約 20 人 までです。それを超える混雑状況では、追跡 (人物 ID の継続) が困難になります。
撮影シーン別の指針¶
| シーン | 推奨設定・対策 |
|---|---|
| 屋内・床面歩行 | 標準条件 (高さ 2.0-2.5 m、俯瞰 15-25°) を満たせば OK |
| エスカレータ周辺 | カメラ毎の マッチング閾値 = 0.4 を強く推奨 (モデル選択 参照)。エスカレータで運搬される転倒は通常モデルでは検出困難なため、高精度 + L モデル に切替も検討 |
| 狭い廊下・通路 | 真正面に近い角度を避け、廊下に対して斜めにカメラを設置 |
| 入退場ゲート | ライン横断検知用に、ラインを切る位置を明確に通る画角に調整 |
| 屋外 | 順光 (太陽が背中側) になる時間帯と逆光になる時間帯で精度が変わる。両方検証 |
ありがちな失敗パターン¶
| 症状 | 原因 | 対処 |
|---|---|---|
| 検知枠が小さくて精度が低い | カメラが遠すぎる | カメラを近づけるか画角を狭める |
| 真上から撮影、検知できない | 俯瞰角度が大きすぎる (45°超) | 角度を下げて 15-25° に近づける |
| 検知枠がチラつく | 解像度が低い、または被写体が小さすぎる | 解像度を HD 以上に、人物が画面の ⅓ 以上に映るよう調整 |
| 暗くてほぼ見えない | 照明不足 | 照明を追加するか、IR (赤外線) 対応カメラに変更 |
関連¶
- 転倒検知の精度を上げるコツ - 撮影条件の OK/NG 例
- モデル選択 - AI モデルとマッチング閾値の選び方
- よくある質問・トラブル対応