モデル選択¶
本プラグインは 2 種類の AI モデル に対応しており、カメラ設定で per-camera (カメラ毎) に切替可能です。本ページではモデル選択の指針と切替方法を解説します。
選べるモデル¶
基本設定 の モデルタイプ で選びます。
| モデルタイプ | サブサイズ | 特徴 | 推奨環境 |
|---|---|---|---|
| 高精度 (推奨デフォルト) | L / M / S (高速・推奨デフォルト) | 検知精度が高い。走行転倒・屈曲転倒も捉えやすい | 標準推奨 |
| 中精度高速 | (入力サイズで指定) | 軽量・省 GPU メモリ。少し精度は落ちる | 多カメラ環境、GPU 控えめ環境 |
デフォルト構成¶
モデルタイプ = 高精度
高精度 モデルサイズ = S (高速・推奨デフォルト)
NMS 最適化版モデルを使用 = ON
フレームレート (fps) = 5
キーポイント閾値 = 0.30
キーポイント平滑化係数 = 0.3
マッチング閾値 = 0.8 (エスカレータカメラは 0.4)
多くの現場 (床面歩行・走行シーン) で 誤検知ゼロを担保しつつ、転倒・侵入等の検知率を確保 できる構成です。
カメラ毎の選択指針¶
| カメラ条件 | 推奨 モデルタイプ | 理由 |
|---|---|---|
| 多カメラ環境 + 低 GPU 性能 | 中精度高速 | GPU メモリ控えめでも 12 カメラ運用可、転倒検知あり |
| 標準 (床面歩行) | 高精度 + S (高速) [default] | 標準推奨。8GB GPU + 12 カメラで安定 |
| 高性能 GPU + エスカレータ/屈曲転倒シーン | 高精度 + L | 標準モデルでは捉えにくい屈曲転倒も検知可能 |
| 高性能 GPU + 屋外汎用 | 高精度 + L | 精度・誤検知抑制とも最良 |
高精度 + L が特に推奨されるカメラ¶
- エスカレータ周辺カメラ (転倒した人物が運搬されるシーンを撮影する可能性)
- カメラ視線方向への屈曲転倒 (体軸が画面奥行き方向)
- 高所からの転落シーン
上記タイプは「高精度 + S」では検出されないことがあり、「高精度 + L」で初めて検出可能になるケースがあります (大型 GPU 必要)。
中精度高速モデルの入力サイズ¶
モデルタイプ = 中精度高速 の場合のみ、入力サイズ (中精度) で入力解像度を選択できます:
| 入力サイズ | 速度 | 適用シーン |
|---|---|---|
| 192×256 | 最速 | デフォルト、近距離・大映りに最適 |
| 256×416 | バランス | |
| 384×640 | 中速 | 中距離 / 標準 |
| 480×800 | やや遅 | やや遠距離 |
| 736×1280 | 最遅 | 遠距離・広角に最適 |
NMS 最適化版モデルを使用¶
NMS 最適化版モデルを使用 = ON (デフォルト) で 検出重複の高速処理版 を使用します。通常 ON のままで OK です。
切替手順¶
- VMS Client で対象カメラを右クリック →
カメラ設定 → プラグイン(インテグレーション) → SystemK AI Analysis Plugin 基本設定の モデルタイプ を変更高精度 モデルサイズまたは入力サイズ (中精度)を変更適用
未キャッシュの新モデルへ初回切替時は 1〜3 分の初期化 が走ります (画面が一時的に固まることがあります)。これは初回のみで、2 回目以降は瞬時に切り替わります。
ハイブリッド運用例¶
| カメラ | 推奨モデル | 理由 |
|---|---|---|
| 1F エントランス (床面歩行) | 高精度 + S (高速) | 標準 |
| 1F エスカレータ上り | 高精度 + L + マッチング閾値 0.4 | 屈曲転倒 + 誤検知抑制 |
| 駐車場屋内 (多カメラ) | 中精度高速 (192×256) | GPU 余裕優先 |
| 屋外汎用 (1 カメラ) | 高精度 + L | 精度重視 |
関連¶
- 基本設定全般 → 基本設定
- 検知エリアの描き方 → 検知エリア・ライン
- 各イベントの設定 → 7 種イベント カタログ