SK VMSブログ

SKVMSをシングルボードコンピュータに搭載して比較してみた

SK VMSの知識 —

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シングルボードコンピュータでのSKVMSの比較をご紹介します。

シングルボードコンピュータとは一枚の剥き出しの基盤にCPUやメモリ、コネクタなどを搭載した簡素なコンピュータを指します。 代表的な製品としてRaspberryPiがあり、最近ではJetsonと呼ばれるGPUを搭載したボードが登場しています。 SKVMSはARMのCPUにも対応していますので、RaspberryPiやJetsonでも動作します。

今回は以下の4機種を準備し、SKVMSの動作検証を行ってみました。

・RaspberryPi 4
・Jetson Nano(4GB)
・Jetson Xavier NX
・Jetson AGX Xavier

左上から反時計回りにRaspberryPi 4、Jetson Nano(4GB)、Jetson Xavier NX、Jetson AGX Xavierです。

並べて比較すると、RaspberryPiとJetsonシリーズの大きな違いは、機械学習などにも利用出来る強力なGPUをJetsonは搭載している点です。 写真を見て頂いて分かる通り強力なGPUを搭載しているJetsonシリーズはごつい見た目をしています。対してRaspberryPiは小型で簡素な作りをしていますね。

この4機種にSKVMSをインストールし、何台までカメラを収容可能か比較してみます。

機種最大収容
カメラ台数
モニター直結
(×=PC接続での利用)
(〇=本体にモニターでの直結)
モニター直結での
同時表示可能カメラ台数
RaspberryPi 412台×
Jetson Nano(4GB)32台16台
Jetson Xavier NX128台64台
Jetson AGX Xavier128台64台

検証の結果、強力なGPUを搭載し、大容量のメモリを搭載したJetson Xavier NXおよびAGXではSKVMSの1サーバ辺りの上限の収容カメラ台数まで登録が可能でした。 一方、RaspberryPi4の収容可能カメラ台数は12台ですが、小型で省スペースの機器ですので、設置スペースが限られる環境で威力を発揮します。

ご利用環境に合わせて機器をご提案致しますのでお気軽にお問い合わせください。

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