【AXIS D4100-E連携】SK VMSソフトトリガーによるライト点灯・サイレン鳴動
SK VMSの知識 —
SKVMSはネットワークカメラ以外にも、パトライトやスピーカーなど、さまざまなデバイスを接続して動作させることが可能です。
今回はAXISのストロボサイレン D4100-EをSKVMSとAPIで連携させて、SKVMSのソフトトリガーでD4100-Eのライト点灯・サイレン鳴動を動作させる方法をご紹介します。
D4100-Eでは、23種類の点灯・点滅パターンと32種類の音(サイレン、通知、アラーム)を組み合わせて動作させることで、光と音でユーザーに注意喚起・状態通知を行うことができます。
以下の手順でD4100-EとSKVMSをそれぞれ設定します。
- 手順1 D4100-Eのプロファイル設定
- 手順2 D4100-Eのイベント設定
- 手順3 SKVMSのイベント設定
それでは設定内容を詳しく見ていきましょう。
手順1 D4100-Eのプロファイル設定
1.1. D4100-Eのプロファイル作成画面でプロファイルを作成し、ライトとサイレンのパターンなどを指定します(図1)。
1.2.「継続時間」は「時刻」を選択し、ライトの点灯やサイレンの鳴動を継続させたい秒数を指定します(図2)。たとえば10秒と指定すると、SKVMSでイベントを発生させたときに10秒間ライトが点灯・サイレンが鳴動し、その後自動で消灯・停止します。
1.3. 設定したプロファイルを保存します。
図1
図2
手順2 D4100-Eのイベント設定
イベント作成画面でアクションルールを作成し、SKVMSと連携するための設定をします。
2.1.条件(図3)
- 「この条件をトリガーとして使用する」のチェックボックスをオンにします。
- チェックボックスの下のプルダウンを開き、「仮想入力がアクティブ」を選択します。
- 「ポート」のプルダウンを開き、1~64の間の任意の数字を選択します。
2.2. アクション(図4)
- 「ライトとサイレンのプロファイルを実行」を指定します。
- 「プロファイル」には手順1で作成したプロファイルを指定します。
- 「アクション」には「開始」を指定します。
2.3. 設定したイベントルールを保存します。
図3
図4
手順3 SKVMSのイベント設定
SKVMSの[メインメニュー]>[システム管理]>[イベントルール]でイベントルールを作成し、D4100-Eと連携するための設定をします。
3.1.イベント欄(図5)
- 「トリガー」に「ソフトトリガー」を指定します。
- 「デバイス」「ユーザー」「名前」「アイコン」は任意の内容で設定します。
3.2.アクション欄(図6)
- 「動作」に「HTTP(S)リクエストを実行」を指定します。
- 「HTTP(S) URL」に下記のURLを編集して入力します。
http://<servername>/axis-cgi/virtualinput/activate.cgi?schemaversion=1&port=<value>&duration=<value>
※編集内容
<servername> → D4100-EのIPアドレスを指定
port=<value> →手順2.1で選択したポート番号をvalueに指定
duration=<value> →手順1.2で指定した秒数をvalueに指定
(例)D4100-EのIPアドレス=192.168.0.101、ポート番号=1、継続時間=3秒の場合のURL
http:// 192.168.0.101/axis-cgi/virtualinput/activate.cgi?schemaversion=1&port=1&duration=3
- 「ログイン」にD4100-EのログインIDを入力します。
- 「パスワード」にD4100-Eのログインパスワードを入力します。
3.3 設定したイベントルールを保存します。
図5
図6
設定後の動作
- カメラ映像上にソフトトリガーボタンが表示されます(図7)。
- ソフトトリガーボタンをクリックすると、手順1.2で指定した秒数、手順2.2で指定したプロファイルの内容でD4100-Eのライトが点灯し、サイレンが鳴動します。
図7
動作確認済みのバージョン・ファームウェア:
SKVMS バージョン5.1.5.39242
AXIS D4100-E ファームウェア11.11.124
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