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- SK VMSとは
カメラの性能が進化し、より鮮明な映像を撮れるようになった現代社会では「VMS」というシステムが注目されています。
VMSは、防犯カメラや監視カメラの映像を「見るだけ」ではなく「活用する」ための重要な役割を担っている優れもの。
特に、新型コロナウイルスが流行してからは「映像の共有」や「リモート作業」などが一般化しつつあり、離れた場所でも効率良く仕事をするために「VMSを取り入れる企業」も増えています。
この記事では
など解説していきます。
VMSについて調べている方や導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
VMSは「Video Management Software/System」の略で、ネットワークカメラで撮影した映像の録画、管理、閲覧をするためのソフトウェアです。
日本語では「映像管理システム」などと訳されます。
従来の監視カメラは、トラブルが発生した後その原因を探るために、映像の録画が重要視されていました。
一方でVMSは、特に映像管理機能に優れていて、撮影した映像を他のセンサーやシステム、アプリケーションと連携させたり、別の情報と照合させたりすることで、顔認識や異常検知時のアラート発信などといった機能を備えることができます。
近年、「ベビーモニター」や「ペットモニター」などの、離れた場所にいても家の状況をスマホひとつで確認できるサービスがありますが、これもVMSを活用したシステムの1つです。
平成29年には「VMSの運用」が内閣府の議題としても取り上げられるなど、社会全体でVMSを活用する動きが進んでいることが分かります。
さきほども説明したように、防犯カメラや監視カメラの映像を活用するシステムのVMSは、すでに多くの企業に導入されています。
なぜなら、VMSを取り入れることで「撮影した映像をさまざまなシステムと連携させられる」から。企業にとって都合のいいように映像管理ができるようになるのは魅力的なはず。
ここでは、VMSを使ってできることを、一般的な機能と合わせて解説していきます。
離れた場所の映像をリアルタイムで監視できる機能があります。
それも、一つではなく複数あるカメラの映像を見れるため、現地に足を運ぶことなく警備や監視ができるのです。
とくに、コロナ渦でリモート会議や在宅ワークが一般的になりつつある現在社会においては、VMSによる遠隔監視システムを導入して出社する人数を削減する企業も増えています。
カメラのメーカーに関わらず柔軟にシステム化ができます。そのため、カメラを増設したり、拠点を追加する等々、簡単に行えます。
センサーやアプリケーションなどとの連携により、カメラそのものの機能を飛び越えた拡張が可能です。そして、連携したセンサーやアプリはそれぞれ管理運用するのではなく、VMS内での一元管理が可能になります。例えば、顔認証や入退管理、車番認証などのシステムを1つのVMSでコントロールできます。
「過去の映像データから必要な情報だけを取り出す」機能があります。 例えば、同じ場所の映像であっても「ドアが開いている」という状態のみを検出して、探し出すことができるのです。
VMSの特長として特に注目したいのは、これまで人間の目で行ってきたものを、代わりに自動でチェック可能なシステムが構築できる点です。セキュリティの効率化だけでなく、セキュリティ確保という従来のカメラの役割を超えた、能動的な映像管理が可能になります。
VMSは、既にわたしたちの生活のあらゆる場面で活用されています。
空港や駅、スタジアムやコンサート会場のように「たくさんの人が行き交う大規模施設」での防犯や防災対応のために、複数台のカメラの映像を同時に管理しています。夜間の暗い映像でも鮮明に撮影できるので、主に警備を効率化したり、治安維持したりする目的で使われているのです。
顔認証システムと連携させることによって、患者様の状態や部外者の侵入を監視できます。主に、患者様や介護施設の入居者様、家族の安全・安心をサポートする目的として使われているのです。
こちらも顔認証システムやアラームシステムと連携させることで「子供たちの登下校」を確認できます。 「不審者の出没」や「異常事態の発生」の際、保護者へ連絡メールを送ることも可能です。
主に万引き対策として活用されています。 AIでの万引き検知や、過去に万引きした人や不審な人を登録しておくことで、顔認証データを照合をして、管理人へ連絡が入るようにすること等が可能です。
顔認証システムを利用することで、それぞれのお客様に合った対応を提供できます。 また、POSレジとの連携をさせれば「顧客の導線分析」なども可能なので、マーケティング活動にも最適です。
主に、工場内の稼働状況をチェックするために活用されています。 異常がある場所をいち早く検知することで、重大な事故を未然に防ぐ役割を果たしてくれているのです。例えば、特定の場所に人が浸入したら感知するセンサーを連携させれば、立入制限区域に不審者が侵入した際の迅速な対応が可能になります。リモートで現場を管理し、必要に応じて現場の作業員に指示することもできます。
主に、ATMへの不正行為や不審な動きを監視しています。 また、書類のやり取りなど「契約時の内容を鮮明な映像として記録すること」も可能です。
NVRは「Network Video Recorder」の略称で、レコーダーという名の通り、ネットワークカメラの映像を録画する機器のことです。VMSもNVRも、映像の記録や管理を行うものですが、VMSがソフトウェアであるのに対して、NVRは録画に必要なソフトウェアや装置を機器に内蔵しています。
VMSとの最大の違いは、NVRには映像の録画保存と閲覧の機能しかない点です。基本的に、NVRでできることは、VMSでも可能です。
また、録画と閲覧に必要な設備が内蔵されているのでカメラやモニターをつなげば、新たにソフトウェアをインストールすることなく、1台で運用が可能です。VMSと比較すると小規模の監視に向いていると言えます。
NVRであっても、VMSと同様にネットワークカメラを使用しますので、撮影した映像をインターネットを介して再生したり、リモート管理したりすることは可能です。
NVRは、ネットワークカメラの映像の録画と閲覧をする専用装置と考えるとイメージしやすいでしょう。
今までは、ただ映像を録画して、何かあった時の記録や原因究明に利用する、受け身の形でした。
これからは、映像を情報の詰まったデータとしてとらえ解析する、能動的な管理が必要になります。
SK VMSは、近年の映像解析の需要に応えることができるシステムです。
外部の解析システムとも容易に連携可能で、カメラ数千台規模の大規模システムにも対応できる拡張性を備えています。
システム・ケイが提供しているVMSである「SK VMS」は、拡張機能としてAIを導入している点に大きな特長があります。カメラとAIを掛け合わせることにより、例えば、以下のような事態を検知し、必要に応じてアラートを発信する機能を持たせられます。
数台の小規模監視カメラシステムから数千単位の大規模カメラシステムまで拡張可能で、ライブ及び録画映像はPC(Windows、Linux、Mac)やスマートフォン(iOS、Android)などで監視や管理することができます。
オフィスや工場、病院、商業施設など、さまざまな場所で設置するネットワークカメラの運用には、ユーザーの使い勝手にも徹底的にこだわったSK VMSをぜひご検討ください。
今までは「録る」「見る」「保存する」という役割が中心だった防犯カメラや監視カメラも、VMSの導入によってさまざまなシーンで活用されるようになっています。
内閣府での議題としても挙げられており、今後もVMSの利用が広がっていくことが考えられます。
VMSについてさらに詳しく知りたい方や、SK VMSの導入をご検討の際には、お気軽にご相談ください。
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