SK VMSブログ

NVRとVMSの違いは?それぞれの特徴について知ろう!

SK VMSの知識 —

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こんにちは! 株式会社システム・ケイのクッキーです。

前回の記事では監視カメラの映像を様々な形で管理するためのシステム「VMS」についてお話しましたが、
ネットワークカメラの映像管理をするシステムや機器には他にもNVRやDVR、CMSなど聞きなれない言葉がたくさん……。

今回はその中でも、まず知っておきたいNVRとVMSについてのお話。
NVRとVMSの特徴や違いについてご説明します。

その他にDVRやCMSについても簡単にご紹介。
横文字がたくさん飛び交いますが頑張ってついて来てください!

監視カメラの画像

 

NVRとVMSとはそれぞれどんなもの?

NVRとはNetwork Video Recorder(ネットワークビデオレコーダー)の略で、
ネットワークに接続する機能を持った録画機器です。
ネットワークカメラで撮影した映像をデジタルデータとしてLAN経由でハードディスクなどの記録媒体へ保存します。

デジタルデータで保存するので映像の劣化がなく、大量のデータを保存することもできます。
遠隔地からや複数人でのモニタリングも可能です。

従来は割と大きなサイズの機器が多かったのですが、現在は比較的小さなサイズの製品も一般化してきました。
一方、VMSとはVideo Management System(ビデオマネジメントシステム)の略で、撮影した映像を記憶装置に保存し、管理するためのシステムのこと。

防犯カメラや監視カメラの映像をVMSサーバーへ接続して管理をします。
こちらも、遠隔で複数人での閲覧、複数台のカメラでの撮影映像を一元で管理、他のセンサーやソフトウエアとの連携など色々なことができるシステムです。
VMSの特徴や展開についてはこちらの記事でも詳しくご紹介しています。
リンク:VMS とは/ビデオマネジメントシステム とは

 

NVRとVMSの違いとは

NVRとVMSはどちらも映像をネットワークに接続して記録したり管理したりすることができる……
ではこの二つの違いとは何だと思いますか?

とてもざっくり言うと、NVRは上記の機能を持った録画機器、VMSは上記のシステムそのものということです。
NVRは単独で動作することができる一方、VMSは専用サーバーをインストールしたPCに接続して利用します。

今までは映像管理のためには、ハイスペックなサーバーが複数台必要でした。
しかし技術の進歩やCPUの処理性能アップにより、大規模なサーバーがなくても映像管理が可能となってきています。
そのため、システムや機器など製品パッケージも豊富にラインナップされるようになっているのですね。

 

NVRとVMS以外にもDVRやCMSの違いも知っておこう!

LANケーブルの画像

 

映像管理の分野では他にもDVRやCMSと言った機器やシステムの名前が出てくることがあります。
DVRとCMSについてもそれぞれの特徴や、NVR・VMSとの違いについて簡単にご紹介します。

DVRとは

Digital Video Recorder(デジタルビデオレコーダー)の略で、ハードディスクなどの記録媒体に映像をデジタル方式で記録する録画機器です。

カメラとハードディスクをケーブルでつなぎ、アナログカメラで撮影した映像データをデジタル方式に変換して保存します。家庭用の防犯カメラで多く使われているタイプの録画機器です。

NVRとDVRの違いはネットワーク経由で映像データを扱っているかどうかという点。
NVRはネットワークに接続できるので、遠隔での閲覧・管理が可能となります。

CMSとは

Central Management System(セントラルマネジメントシステム)の略で撮影した映像を管理するためのシステムです。

大規模な監視カメラシステムの構築に適していて、大規模商業施設や交通システムなどの監視に活用されます。

一度に数千台規模のカメラの映像を管理することも可能です。
機能的にはVMSとほとんど同じもので会社やメーカーによって呼び名が異なりますが、現在はVMSという用語の方が一般的に使われています。

 

まとめ

NVR(ネットワークビデオレコーダー)とVMS(ビデオマネジメントシステム)はどちらも防犯カメラや監視カメラの映像を記録し、管理する機能を持ちます。遠隔から複数人で閲覧したり、複数台のカメラの映像を一元管理したり、他のセンサーやソフトと連携さたりするなど様々な事が可能です。

NVRとVMSの違いは、NVRは録画機器として単独で稼働しますが
VMSはシステムなので利用するには媒体としてサーバーが必要だという点です。

また、ネットワークに接続しない録画機器であるDVR(デジタルビデオレコーダー)、VMSの大規模管理向けとして使われるCMS(セントラルマネジメントシステム)といった言葉も覚えておくと、ネットワークカメラの映像管理に関する理解が深まりますよ!

システムケイの提供するネットワークカメラ映像管理システム「SK VMS」

ネットワークカメラ(IPカメラ)などからのライブ映像を検出・設定・録画・検索・共有するソフトウェアプラットフォームです。

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