SK VMSシステムの構成例紹介 その1 分散化構成
SK VMSの知識 —
こんにちは!
システム・ケイのクッキーです。
弊社のSK VMSは、カメラシステム構成の自由度が高いことが大きな特長の一つです。
そこで今回から、具体的な利用シーンに合わせてどのような構成を組むことができるか、ご紹介していきます!
今回は第一弾として、SK VMSの分散化構成例を紹介します。
想定される利用シーン
今回は、一店舗ごとのカメラ台数が数台規模の、チェーン店舗へのカメラシステム導入の際の構成を考えてみます。
チェーン店舗へカメラシステムの導入を検討されているお客様によくある要望として以下の様な点が挙げられます。
- 各店舗と本部事務所の両方からカメラの映像を確認したい
- 全店舗への一斉導入ではなく、数店舗からの順次導入をしたい
構成例
構成のポイント
1.クラウドの録画ストレージと、各店舗のVMSサーバーで負荷を分散
この構成では、カメラの管理・映像の配信を各店舗のSK VMSで行い、録画データの保存はデータセンターの録画ストレージで行っています。
その為、クラウドサーバーで映像の保存・配信両方を行う場合に比べて、各店舗や本部から録画視聴の負荷が集中することがなく、システムの安定稼働率を高めることができます。
2.初期費用が小さく、サーバーの増設が容易
店舗ごとにVMSサーバーを用意しているので、導入店舗を増やす為に必要なことは、その店舗へ新たにVMSサーバーを設置するだけです。
その為、初期導入の段階で大規模なVMSサーバーを用意する必要がなく、常に必要最小限のサーバー構成を保つことができます。
3.フェイルオーバーとクラウド録画による高い耐障害性
万が一VMSサーバーが故障した際にも、各店舗に設置してある予備のSK VMSがフェイルオーバー機能によって録画を引き継ぎ、録画が止まることがありません。
*フェイルオーバー機能の詳しい説明は、以下の記事を参考にして下さい。
▼フェイルオーバーとは?より確実なシステム運用の為に必要な知識。
https://sk-vms.systemk.co.jp/blog/knowledge/failover.php
▼自動フェイルオーバーによる高い耐障害性
https://sk-vms.systemk.co.jp/system/peculiarity/auto-failover.php
また、録画データは、クラウドの録画ストレージに保存している為、VMSサーバーが故障しても録画データが失われることはありません。