SK VMSサーバー、ストレージ障害の発生確認方法
SK VMSの知識 —
ストレージに障害が発生した場合、一刻も早い対策を行う必要があります。そこでストレージ障害の発生確認方法を説明いたします。
SK VMSストレージドライブに障害が発生したことを
どのように知ることができますか?
まず、SK VMSではデフォルトで以下の通知設定が準備されています。
- すべてのユーザーにデスクトップ通知を表示する
- 管理者ユーザーに電子メールを送信する
すべてが正しく設定されると、さまざまケースでメール/通知が表示されます。
※SK VMSは、これらのドライブが録画用に使用されている場合にのみ、ドライブの障害を検出できます。
1.ローカルドライブ障害のケース
この場合で最も考えられるのは、ユーザーが障害の直前に「I / Oエラーが発生しました」というメール通知を受信することです。その後、ストレージ障害はOSによって処理され、SK VMSでも使用できなくなることが予想されます。
<対処方法>
すみやかにデータのバックアップを行い、その後、障害HDDの交換を行って下さい。
2.NASドライブ障害のケース
NASがネットワーク経由でアクセスできなくなったり、ハングアップしたりしても、SK VMSサーバーのOSはすぐに障害だと認識できません。一般的な構成では、OSが障害発生を認識するまでに、長めのタイムアウトが発生し、その直後にSK VMSサーバーは大量の「HDD / SSD低速検出」エラーを出力します。具体的には、デフォルトではアラームメールが30秒ごとに送信されます。
NASが正常な状態ではないとOSが認識すると、ユーザーは「I / Oエラーが発生しました」というメールを受信し始めます。
<対処方法>
すみやかにデータのバックアップを行い、その後、障害HDDの交換を行って下さい。
3.RAIDアレイ障害のケース
SK VMSサーバーは、RAIDコントローラーと統合されてないため、可能な限りRAIDドライブに記録し続けます。ドライブへの読み取り/書き込み要求が失敗した場合に、問題発生したことを検出します。この時点でユーザーは「I / Oエラーが発生しました」というメッセージを受信し始めます。
例えば、4台のHDDでRAID5の場合、ユーザーは1台のHDD障害について通知を受け取る事はありませんが、残りのドライブに障害が発生するとすぐに、エラーが送信されます。
<対処方法>
すみやかにデータのバックアップを行い、その後、障害HDDの交換を行って下さい。RAID設定している事でデータロストの可能性が低くなります。
ストレージ障害はいつ発生するかわかりません。しかし障害が発生した時に、どのような動作をするのか事前に知っていれば、慌てて対応する事もなくなります。
[関連ページ]SKVMSの録画ストレージとしてNASを登録する方法
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